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10月11日、長野県飯田市のおひさま進歩エネルギー株式会社様セミナールームにて開催された一般社団法人NECO主催の「第四回NECO公開講座」に参加してまいりました。

飯田市は全国的にみて自然エネルギー推進に大変力を入れている自治体で、今回の講座にも「飯田市環境モデル都市推進課」再エネ条例担当の山崎 学氏。再エネ条例認定第1号として、飯田市駄科コミュニティ防災センターに太陽光発電施設を設置するために尽力された駄科区長の北林 正直氏。そして、駄科区の発電施設設置に計画段階から加わり、実現を推進された、おひさま進歩エネルギー株式会社代表の原 亮弘氏が講師として参加してくださいました。

山崎氏からは飯田市における環境エネルギー政策に加え、大正3年から昭和10年代まで、日本初の電気利用組合が飯田市竜岡地区で小水力発電により村内に電気供給をしてきたという歴史を背景に、再生エネルギー事業に対し市民からの理解、協力を得やすいという地域性をご説明いただきました。

北林氏には、防災センターにソーラー発電施設を導入しよう計画してからの、地域の方々との交渉や設置に至るまでの苦労話、そして設置後の地域からの喜びの声や、海外からの視察も受けるようになるなど、地域の方との触れ合いがとても有意義なものになった等のことをお話しいただきました。

今回の講座会場をご提供いただいた「おひさま進歩エネルギー株式会社」社長の原氏からは、飯田信金とのエコファイナンスと飯田市からの補助金を使って、市民が0円で太陽光パネルを設置できる市民ファンド「0円システム」導入の経緯と、その仕組みなどをお話しいただきました。

飯田市に負けず劣らず、ガリレオ本社のある上田市も、お日様や豊かな森や水に恵まれています。今後もこのようなイベントなどに積極的に参加させていただき、情報収集しながら地域の自然エネルギーの活用を増やす活動をしてまいります。最後に、NECO(自然エネルギー共同設置推進機構)の皆様、大変勉強になる講座を開催いただきありがとうございました。